家づくりの真面目なお話

家賃を資産に変えましょう!という真っ赤な嘘のお話。

こんばんは。
家づくりアドバイザーの深畑 浩之です(´▽`*)

今日は久しぶりに、家づくりの真面目なお話をしたいと思います。

これから家づくりを考えられているお客様皆様が住宅見学会に行った時、住宅営業マンに
「家賃を払ってても自分の物にならないじゃないですか!住宅ローンを組んで土地と家を買えば自分の資産になります!家賃を資産に変えませんか?」
などと言われた事はありませんか?

これは大きな真っ赤な嘘ですので、気をつけて下さいね!

では、その答えをお伝えしますね。

分かりやすい様に3000万円のフルローンで土地と家を購入したとしましょう!
この手に入れた時の土地と家の資産価値は3000万円になります。

なりますよね!

それと同時に3000万円の借金をしたので負債が3000万円となります。
ですので、資産の部と負債の部が丁度、均衡してますのでOKですね!

それでは、この土地と家が3年経ちました。

3000万円借りた住宅ローンの残高が約2800万円に減っておりました(35年返済10年固定1.5%で返した場合)
負債が2800万円に減っていたという事になります。

では、3年経ったときの3000万円の土地とお家って売るといくらで売れると思いますか?

2000万円位なら皆さん、買いたいと思われるんですかね?
まぁ、相場で言うと2000万位なんですかね。

そうすると資産価値が2000万円になっています。

そうすると、どういうことが起こるかといいますと、このままの状態では家計がマイナス800万円の債務超過です。
資産よりも、負債のほうが大きいんですね。

例えば、3年経った時に何かしらの理由で住宅ローンが返せなくなった。

もう仕方がない!家を売ろうか!

となって家が売れるか?
というと、家は売れません。

なぜなら住宅ローンというのは、所有権がなくなったら、自分の物じゃなくなったら、全額お金返してください。ってなります。
もともとそういうルールなんですね。

ですので、家を売って2000万円入ってきたとして、2000万円銀行に返して、残り800万円だけ返していけばいいのかっていうと世の中そんなに甘くないのです。
全額を返してください、残りの2800万円。って言われるんです。

そうすると、家を売るっていう選択も出来ないことになります。

ですので理論的に言えば、家を買うということは必ず資産の減少分、貯金しておかなきゃ。ってことになるんです。
なかなかっていうか不可能に近い位出来ませんけどね(汗)

ですので、冒頭でもお伝えしました様に

住宅ローンは資産だから自分のものになります。家賃を資産に変えましょう!
なんてことは、大きな真っ赤なウソなんですね。

家を資産と思って購入するなら、金銭的だけで言えば、おすすめしません。

それは上記に示した様な理屈だからです。
家を買うという事は、自分たちがこれから子育てしていく、老後を生活していくっていう環境を買うコストなんですね。
そこに、いくらお金を支払いますか?

って事になります。
そういうふうに考えて下さいね。

では、今日はこの辺で(´ー`)/~~

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