こんにちは!
八戸市「ファースの家」施工店
「安心」と「快適」を保ち続ける家づくり
を得意としているワコウホームの深畑浩之
です!
認定長期優良住宅(耐震等級3)仕様の
お家を造っています!
今日も、ありがとうございます!
今日は「「苦しかったときの話をしようか」
という本を聴いて思い出した事」について
のお話です。
以前にもご紹介させていただいた通り、私は
通勤中にオーディオブックというアプリで
本を聴いています。
そして、今現在聴いている本は下記の本です。
この本は日本を代表するマーケター森岡毅さん
が自分の進路に悩む娘さんに宛てて書いた
「虎の巻」です。
娘さんのために書いたとは言え、就活に悩む
若い世代、あるいはキャリアに悩む全ての人に
役立つ内容です。
この本の終盤の方で著者が
人はどういう時に最も苦しいのか?
それは、働いて働いて死ぬほど忙しい時では
決してない
会社や上司や周囲の評価が厳しい時は、辛い
のは間違いないけれども、それも最も苦しい
時ではない
人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低く
なっている時、自分自身で自分の存在価値を
疑う状況に追い込まれた時だ。
と、言っていました。
それを聞いた時に、そうだよな…と思った
のと同時に昔の事をふと思い出しました。
私は父親の影響で建築の道に進みたいと思い
高校を卒業したあと仙台市にある専門学校に
通いました。
そして、在学中に2級建築士の免許を取得し
卒業する少し前に
「建築の技術職のプロになる!」
と思い就職活動をしました。
そうしましたら、地元の建設会社で現場監督
の仕事を募集していましたので、私も現場
監督の仕事がしたかったですし面接をして
無事に入社する事が出来ました。
ですが、配属されたのはなぜか
「住宅の営業」
だったのです。
(これは、話が違う!)
と思いましたが、言える状況でもなく21歳
で住宅の営業の仕事をしました。
この時の住宅の営業は飛び込み営業が主流
で見学会にご来場されたお客様宅にアポなし
で訪問する毎日でした。
建築の現場の事も分からない21歳の青年が
飛び込み営業して家が売れる程、現実は
甘くはありません。
毎日、毎日、訪問してはお客様に嫌な顔を
されたり叱られたりする毎日に気持ちが
病んでいきました。
職場のパワハラも凄かった時代で、毎日
毎日上司から叱られました。
その上司から殴られた時もありましたね。
そして、ある日お客様宅に訪問できなく
なっている自分がいました。
(訪問しなきゃ…)
と思っても体が動かなくて、その場から
逃げてしまったのです。
人気のない所まで車で移動してエンジンを
切って椅子を少し倒した時に、車の中から
見える空を見上げて
「俺、何をやってるのかな…」
と思いとても悲しくなりました。
この時の空と心境は今でも忘れる事が出来
なくて、思い出すと嫌な気持ちになります。
この時期が一番、自分の自己肯定感が低かっ
た時ではないかなと思います。
こんな日々を続けていたら、俺は壊れるかも
しれないと思ってから間もなく色々とあって
その会社を退職しました。
当時は退職する時の虚しさというか敗北感
というか、自分が情けなくて仕方がなかった
という記憶しかなくて他の事はあまり覚えて
いません。
この時の辛い経験から、
「住宅の営業という仕事は俺には合わないから
絶対にやらない!」
と心に決めて転職しました。
転職先ではスーツではなく作業着を着て道具
を持ち、職人さん達に厳しく指導されながら
も、現場での仕事に取り組みました。
現場で体を動かして仕事をする事がとても
新鮮で、技術を覚えていく事にやりがいを
感じた日々でしたね。
ただ、建築より土木の工事が多い会社だっ
たので建築の仕事がしたいと思っていたの
と反面教師の社長に嫌気がさしていた時に
ワコウホームで求人していましたので、
ワコウホームに転職しました。
あれから22年以上が経ち、今に至ります。
あれだけ
「住宅の営業という仕事は俺には合わないから
絶対にやらない!」
と心に決めていたのに、住宅の営業の仕事を
今はしていて、しかもワコウホームの社長に
なっている訳です。
辛かったあの時の自分からは、1㎜も想像
できませんでしたけどね。
当時はとても辛かったですが、今となっては
自分にとって大事な経験だったんだなと思え
ています。
今は今で色々と大変ですが、社会に少しは
貢献出来ていると思えますし、自分の存在
価値を感じる事が出来ますので幸せです。
今後もお客様の家づくりの仕事を頑張り、
自分の存在価値を高める為に頑張っていき
たいと思います!
昔の事を思い出したので、書いてみました。
今日は、この辺で!