こんにちは！

八戸で

「30年経っても年中快適を保ち続ける家」

を建てている

「しあわせ家族をつくる住宅専門店」

ワコウホームの深畑　浩之です！

今日は「住宅の新築中、住宅ローン債務者に
万が一の事があった場合、どうなる？」に
ついてのお話です。

結果からお話ししますと、借りられる金融
機関の住宅ローンによっては、かなり厳しい
状況になります。

住宅ローンには、団体信用生命保険がついて
いるから、万が一の事があっても大丈夫！

と思われるかもしれませんが、それは団体信用
生命保険の　保証が開始　されてからのお話
です。

ちなみに、団体信用生命保険とは、住宅ローン
を組まれた方に万が一の事があった場合、その
保険金で住宅ローンの残高が完済される保険
ですね。

完済された後は、住宅ローンの返済が不要に
なります。

この団体信用生命保険を、知っている方は
結構いらっしゃいます。

ですが、

「いつから、団体信用生命保険の保障が開始
されるのか？」

というのは、意外と知られていませんね。

この団体信用生命保険の保障開始日ですが、
融資実行日から保障が開始されます。

この融資実行日ですが、実は借りられる金融
期間の住宅ローンで変わるので、ご注意して
頂きたいです。

例えば、フラット35の場合、融資実行日は
完成してからの融資実行となります。

ですので、お家が完成して融資実行された日
から、団体信用生命保険の保障が開始される
のです。

実際、フラット35で住宅ローンを組まれる
場合は、土地の代金を売主さんへお支払いし
土地を購入したり、工事の着工金や中間金を
工務店さんへお支払いしていかなければ、
お家を完成させる事が出来ません。

ですので、上記のお支払いをする為に、つなぎ
融資というものを利用する場合がほとんどです。

実はフラット35の場合、このつなぎ融資には
団体信用生命保険が組まれていません。

ですので、建築中に住宅ローン債務者に万が一
の事があった場合、融資は実行されず、すでに
発生している土地代金や工事費の支払いに困る
ことになり、ご遺族に大変なご迷惑とご負担が
掛かる事となります。

土地を購入する時に、融資実行される住宅ローン
の場合ですと大丈夫ですが、完成後に融資実行
される住宅ローンの場合は、上記の様な事を
避ける為に、

・家づくり総予算をカバーできる一般の生命
保険に入る
・短期団体信用生命保険に加入する

以上の対策方法があります。

この短期団体信用生命保険には、2種類あり
ましてスポット団信とポケット団信とあります。

スポット団信とは、

保証範囲を工事代金の未払い分の限定した短期
団体信用生命保険になっているため、着手金・
中間金といったすでに支払い済みのつなぎ融資
については保証の対象となりません。

債務者が死亡・高度障害の場合は、相続人や
遺族につなぎ融資の返済義務が残ることになり
ます。

住宅の建築着工から引き渡しまでの建設中の
リスクすべてをカバーしている保険ではあり
ませんが、その分保険料が安いことが特徴ですね。

保証期間は住宅の建築着工から住宅ローンの
融資が実行される日までとなっており、3万円の
前払いで5,000万円まで保証してくれます。

次にポケット団信とは

つなぎ融資実行分と未払いの工事代金に加えて
土地の代金まで保証していますが、現金で支払った
分については対象外となります。

住宅の建築着工から引き渡しまでの建設中の
リスクのほとんどをカバーできる短期団体信用
生命保険ですね。

保険料は、1か月当たり保証額の0.05％になって
います。

保証額が3,000万円で保証期間が5か月の場合は
7.5万円の保険料になります。

融資実行前の万が一への対策について、どうされ
るか？は、住宅ローンを組まれる方が入られている
生命保険の内容と照らし合わせて、ご検討されれば
良いと思います。

皆様のご参考になれば幸いです！

今日は、この辺で！