寒い日々が続きますね
我が家の居間ではコタツが大活躍
しています。
正直に言うと、
こんなことを住宅会社の人間が
言ったら怒られるかもしれません。
でも、
これは私が点検や暮らしの話を
聞く中で何度も見てきた“現実”です。
それは、
高性能住宅のお家でも、
LDKにコタツを置いているご家庭。
こういうお家ほど、
電気代が安いケースが多いんです。

「え?コタツって電気代が
高いイメージがあるけど?」
ここ、
一番誤解されやすいところなので
ちゃんと数字で整理します。
一般的なコタツの消費電力は
だいたい300〜600W前後。
仮に
・500W
・1日5時間使用
・電気代31円/kWh
とすると、
0.5kW × 5時間 × 31円
= 約78円/日
1ヶ月でも
約2,300円程度です。
では、
LDKのエアコン暖房はどうか。
エアコンは
運転状況にもよりますが
800〜1,500W以上使うことも
珍しくありません。
仮に
・1.2kW
・1日8時間
使えば、
1.2kW × 8時間 × 31円
= 約300円/日
1ヶ月で
約9,000円前後。
ここで、
一番大事なポイントがあります。
比較を間違えると、
話がおかしくなるんです。
❌
「エアコンだけ」
vs
「エアコン+コタツ」
これだと
コタツの分だけ高く見えます。
正しい比較は、こちら。
⭕
「エアコンを強めに使う生活」
vs
「エアコンを弱めてコタツを併用する生活」
高性能住宅の場合、
家全体はそれほど寒くありません。
床も冷え切らないし、
部屋ごとの温度差も少ない。
そこにコタツがあると、
足元がしっかり暖まる。
すると、
どうなるか。
「エアコン、
そんなに上げなくていいね」
こうなります。
実は、
暖房は設定温度を1℃下げるだけで
消費電力が約10%下がる
とも言われています。
つまり、
・設定温度を下げられる
・稼働時間が短くなる
・オンオフの回数が減る
この積み重ねで、
トータルの電気代が下がる
という現象が起きる。
だから私は、
こう考えています。
コタツが電気代を上げるのではない。
「家の性能」と
「使い方の組み合わせ」で結果が決まる。
性能が弱いお家で
・部屋全体は寒い
・コタツから出られない
・エアコンも強運転
こうなると、
電気代は当然上がります。
これは
コタツのせいではありません。
性能不足を、
コタツで補っている状態です。
一方で、
高性能住宅では
コタツは「主役」ではなく補助役。
・家全体は寒くない
・足元だけを効率よく暖める
・無理に部屋全体を加熱しない
この使い方ができるから、
結果として
電気代が下がるご家庭が出てくる。
高性能住宅の価値は、
「暖房を使わなくていい」ことでは
ありません。
使いすぎなくても快適でいられること。
我慢しなくていい。
選択肢が増える。
これが、
本当の価値です。
高性能住宅なのにコタツ。
実はこれ、
かなり合理的で賢い暮らし方なのかも
しれません。