おはようございます。
家づくりアドバイザーの深畑 浩之です。
今日で東日本大震災から一年が経ちましたね。
思うことは皆さん人それぞれだと思います。
当時僕は、当社のお客様のK様のご自宅でリフォームのご相談を受けてた時だったんですよね。
もの凄い揺れと揺れの長さに、これは尋常では無いなと思ったことを覚えています。
ですので、K様にまた日を改めて…という事で会社に帰ろうとしたら停電の影響で渋滞してましたし、会社に着いたら事務所の中は凄い事になってましたね。
停電もしてるし、電話も繋がらない状態で仕事も出来ませんので家に帰ろう!という事になりましたが、余震と渋滞と停電で思うように進みませんでした。
食料品を確保しようと皆がスーパーやコンビニに行き食料品が無い電池が無いなど考えられない状況でしたね。
その日から余震と寒さに震え、明かりの灯らない真っ暗い夜を過ごしました。
その日を境に今度は、ガソリンが無くてスタンドに大行列…
当時我が家は水周りのリフォーム真っ最中でしたので、工事も思うように進まず風呂に入るのに銭湯に通う日々…
聞こえてくる会話はガソリンが無い…仕事が出来ない…どこどこのスタンドが明日開くそうだが、いまから大行列だそうだ…
そういう日々でしたね。
津波の被害に遭われた方々は、テレビで放送されてるように凄まじい体験をされたわけです。
本当に沢山の尊い命が奪われました。
改めてご冥福をお祈りいたします。
あれから1年、今自分は震災前と何も変わりが無く普通に生活出来ています。
世間では落ち着いたように見えておりますが、現地の生活は一向によくなっていません。
放射能に悩まされる嫁の実家がある福島では、問題は解決してないんですよね。
先日にネットで見つけた手紙があります。
引用させて頂きます。
「母へささげる私の誕生日」
先月29日は私の誕生日だった。
去年は、チョコレートシフォンケーキを用意して待ってくれていた母に私は、「えーっ、バニラのほうが好きなのに」。目も悪く、体が丈夫でない母が一生懸命歩いて探してきてくれたのに、わがままな私は、いつも「えーっ」と言ってばかり。
本好きな私のために図書券を用意してくれた時も、「こんな年で誕生日に図書券って、やだね」なんて言ったこともあった。
でも今年になって初めて分かった。誕生日は自分のためにあるんじゃない。産んでくれた母に「ありがとう」と感謝する日なのだと。
母は3月の震災で逝った。
迫りくる波を背にしながら、私の娘を車に押し込み、「生きろ」「バンザイ」と叫んで流されていった。そう後から聞かされた。
母に誕生日の報告をするため、携帯電話にある「ババ」の番号にかけた。そして、大きな声で言った。
「お母さん、産んでくれて本当にありがとう」
(読売新聞 ぷらざ より) 「母へささげる私の誕生日」
…
今、僕や家族、周りの人はみんな生きています。
その事に感謝します。
被災地の事は忘れません。
改めて、震災によって被害に遭われた全ての人たちに哀悼の意を捧げます。
そして、今現在も震災被害と戦っている人たちに、心から応援申し上げます。