こんばんは!
『しあわせ家族をつくる住宅専門店』
ワコウホーム家づくりアドバイザーの深畑 浩之です(^^ゞ
今日は当社が標準採用している断熱材、エアクララについてのお話です!
エアクララとは、当社が標準工法として採用しているファース工法の専用断熱材の名称です。
ウレタン系現場発泡スプレー方式の断熱材で、吹付断熱のプロの方がスプレーガンを使って現場で発泡させて施工する断熱材ですね。
この断熱材の特徴としては、高気密高断熱の断熱材であり難燃性で吸震性のある断熱材です。
この吹付断熱材ですが、種類があるってご存知ですか?
意外と知られていないので、今日はその部分のお話をしたいと思います。
吹付断熱材を採用している工務店は増えてきましたね。
実は、吹付断熱材には100倍発砲タイプというのがあります。
ちなみに、当社が採用しているファース工法専用断熱材エアクララは30倍発泡です。
100倍と30倍
単純に数字だけ見ると、100倍の方が良い感じがしますが、全然違います!
でも、担当の方から「当社も吹付断熱材が標準です!」って言われたら、同じだと思われても仕方ないですよね…
ちょっと想像して欲しいのですが、同じ面積に断熱材を吹付するとして、一滴で100倍膨れるのと30倍膨れるのでは、どちらが材料が少なくて済むでしょうか?
そうです。
答えは100倍の方なのです。
30倍発砲は100倍発砲に比べて、3倍以上の量が必要になってきます。
これによって何が違うのか?というと、断熱材の密度と強度が全然違うのです。
もちろん金額も違ってきます。
30倍と100倍、どうやって判別するんですか?ってなると思いますが、これは簡単です。
吹付断熱材を施工してる構造見学会に行って、担当の方に聞くのが一番良いのですが、30倍とか100倍というのを知らない方もいらっしゃるかもしれませんので、
触ってみても良いですか?(断られるかもしれませんが…)
とお聞きして、実際に断熱材を触ってみればいいです。
指先で少し押してみて、引っ込む感じがしたら100倍発砲の可能性が高いですね。
上記の場合は、そこで止めた方がいいです(汗)
当社にも100倍発砲のサンプルがありますが、お子さん方に指先でいじられて可哀そうな事になっています(汗)
ちなみにエアクララは指先で押した位では引っ込みません。
75㎏位(笑)の僕が片足で乗ってもつぶれない位に頑丈なのです。
100倍発砲は木材への接着強度が弱く、地震等の揺れで木材から剥がれてしまった場合、隙間が生じてしまう場合がありますので、気密性能が落ちます。
それと、100倍発砲は連続気泡で湿気を通すのです。
湿気を通すという事は、外壁側で冷やされた湿気が断熱材部分で結露する可能性もあるかもしれません。
エアクララは接着強度が強く剥がれにくい為、隙間が生じる事はありませんし、構造体である木材は収縮を繰り返しますが、その収縮に追従出来る位、接着力は高いです。
それと、独立気泡と表面のスキン層により湿気を通しにくいですね。
断熱材は、躯体の中で長年に渡ってお家を断熱し続けます。
暮らしている中で、大きい地震もあるでしょう。
その度に気密が落ちてしまっては、どうにもなりませんよね。
お家は、新築当時からずーっと同じ性能でなければならないと私は思います。
仮に、吹付断熱材で自分のお家を施工するとなった場合、皆様は30倍発砲と100倍発砲、どちらで施工されたいでしょうか?
工務店によって、採用している断熱材は違ったりします。
その工務店なりに、その断熱材を採用する理由があるはずです。
自社目線なのか?お客様目線なのか?
これは大事な事だと思いますね。