こんばんは。
家づくりアドバイザーの深畑 浩之です(^^ゞ
今日は、お家の性能についてのお話しをしたいと思います!
前にもブログで触れましたが、皆様もご存知の通り改正省エネ基準が2020年に義務化されます。
この省エネ基準ですが、性能の良いサッシを入れて所定の暑さの断熱材が入っていれば省エネルギー等級4の住宅を名乗れます。
では、皆さんに問題です。
問題
断熱材がスカスカに入れられても省エネルギー等級4を名乗れますか?
答え
はい。名乗れます!
これって、怖い事ですよね。
皆さんは、相当隙間面積 C値 という言葉を聞いた事はありませんか?
相当隙間面積というのは、家の気密性(隙間の量)を示す指標でして、家全体にある隙間面積(cm2)を延べ床面積(m2)で割ったものです。
この数字が小さいほど気密性が高い家となります。
以前は、この相当隙間面積は次世代省エネルギー基準としての基準値がありまして、この八戸地域だと2cm/㎡以下というのがあったのですが、今はこの規定が撤廃されています。
なぜ、撤廃されたかは分からないんですけどね(汗)
冷静に考えて頂けると分かると思うのですが、高い性能を誇る断熱材を入れても隙間だらけなお家は暖かいでしょうか?
それは、省エネなのでしょうか?
上記の本は、私が今現在読んでいる「エコハウスのウソ」という本なのですが、その本に
気密なき断熱は無力なり
と書かれています。
僕も、まさにその通りだと思います。
断熱は、断熱をただ入れさえすれば良いという話ではありません。
断熱効果を確実に発揮させ、隙間風の浸入や暖気の流出を防ぐためには、「気密」が絶対に必要であります。
本当に暖かいお家を求めるならば、高断熱と高気密は不可欠であります。
これから家づくりを考えているお客様で、高性能住宅を求めているお客様!
ご検討している工務店の完成見学会があったら、担当者の方に次の質問をしてみて下さい。
「ここのお家のUA値とC値はいくらですか?」
このUA値ですが、外皮平均熱貫流率といって建物内外の温度差が1℃の場合の部位ごとの熱損失量の合計を外皮等の面積の合計で除した値です。
ちょっと難しいお話ですね(・_・;)
簡単にいえば、このUA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。
八戸市はH25年基準の地域区分は「3地域」となります。
この3地域のUA値の基準は「0.56W/(㎡・k)」ですので、これ以下だとOKです!
相当隙間面積 C値 は今現在は基準がありませんが、高性能住宅をご提案している工務店は2cm/㎡以下は当たり前で、1.0以下が普通ですね。
上記のご質問を担当者の方に聞いてみて、ご参考にされて下さいね!
長くなってしまいましたので、この辺りで今回のブログは終わりにしようと思います(^-^;
次回は機会をみてですが、
「高気密高断熱住宅は短寿命?」
というお話をしたいと思います。
では(^_^)/~