こんにちは！

八戸で

「30年経っても年中快適を保ち続ける家」

を建てている

「しあわせ家族をつくる住宅専門店」

ワコウホームの深畑　浩之です！

今日は「既存建物解体、更地引き渡しの
売地で絶対に気を付けた方が良い事」に
ついてのお話です。

売地情報を見ていると、既存建物解体更地
引き渡しの物件があったりしますね。

空き家も増えてきていますので、売地情報
として見かける事が多くなった感じがいた
します。

それは、全然良いと思いますが、その売地
を購入される時に気を付けて見て頂きたい
のは

「敷地内の境界線付近に、高さのあるコンク
リートブロック塀があるかどうか？」

であります。

敷地内の境界線付近に、高さのあるコンク
リートブロック塀がある場合、以下の項目を
チェックしなければなりません。

1　塀は高すぎないか。
塀の高さは地盤から2.2ｍ以下か。

2　塀の厚さは十分か。
塀の厚さは10cm以上か。
（塀の高さが2ｍを超え、2.2ｍ以下の場合は
15cm以上か。）

3　控え壁はあるか。
塀の長さが3.4ｍ以下ごとに、塀の高さの1/5
以上突出した控え壁があるか。
（塀の高さが1.2ｍを超える場合）

4　基礎があるか。
コンクリートの基礎があるか。

5　塀は健全か。
塀に傾き、ひび割れはないか。

6　塀に鉄筋は入っているか。
塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも
80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は
壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋に
それぞれかぎ掛けされているか。
基礎の根入れ深さは30cm以上か。
（塀の高さが1.2ｍを超える場合）

以上の項目を確認して、安全性を確認しなけ
ればなりません。

安全が確認出来ないと、建築確認申請の時に
影響が出ます。

私の経験的に、

塀の厚さ
基礎の有無

以上はクリアーしていても

塀の高さ
控え壁の有無
塀の健全さ

という部分では、ダメだったりしている場合
が多い感じがしますね。
特に、控え壁については、それがあったと
しても、感覚が離れすぎているブロック塀は
結構見てきました。

それと、

ブロック塀内に鉄筋が入っているか

については、目視で確認する事は出来ません。

簡単な方法だと、感度の良い方位磁石をコンク
リートブロック塀に近づけて針の振れを見て
確認する方法があるみたいです。
（私はやった事が無いです）

専門の業者さんにお願いする方法もあります
が、結構な費用が掛かってしまいます（汗）

では、どうすれば良いか？

という事になりますが、私としては

「売主様に交渉して、ブロック塀も一緒に
解体してもらう」

というのをお勧めしますね。

せっかくブロック塀があるなら利用したい
というお気持ちも分かります。

ですが、コンクリートブロック塀の老朽化が
更に進んでいって、大きい地震があった時に
ブロック塀が倒れて通行人にケガをさせて
しまっては大変です。

過去には、大きい地震でブロック塀が倒れて、
通行人がブロック塀の下敷きになり亡くなって
しまった事件もあります。

ですので、敷地内の境界付近にコンクリート
ブロック塀があった場合は、解体して新しく
フェンスを設置される事をお勧めしますね。

皆様のご参考になれば幸いです！

今日は、この辺で！